【傍聴メモ】議会運営委員会(9/16)-2/2

9月16日に行われた議会運営委員会の傍聴メモ、前半部分を書いてから、しばらく経ってしまいました。後半部分は前半部分よりもまして、メモを取り切れていない部分がありましたが、何とかまとめてみたいと思います。後半になると、集中力が低下してくるんですよね…。

なお、本日時間があれば、この議案についての補足や私なりの考えを、別記事にてアップするかもしれません。

*****

<執行部の説明>
〇議事調査課長
現在松戸市議会では、議決の際に会議規則第75条に定められている簡易採決と、第70条に定められている起立採決を行っている。但し、これらの方法ではどの議員が賛成したか反対したかが認定できない。採決方法は他に、第72条の2に定められた「無記名投票」と第72条の1に定められた「記名投票」がある。

「無記名投票」の場合は、賛成反対の人数を正確に把握することはできるが、どの議員がどちらに投票したかは分からない。各議員の賛否を正確に認定するためには、今のところ「記名投票」しか方法はない。

会派ごとの賛否は、議会だよりの平成24年6月定例会分から平成25年6月定例会分まで、掲載を行った経緯がある。賛否掲載の途中では、ある無所属議員の賛否が、議会だよりで掲載したものと、該当議員の申告しているものと「差異」が発生したことがあった。このことや、「議会だよりは議会だよりの確定事項を公開するものである」といった理由で、広報委員会で掲載中止となった経緯がある。

<執行部に対する質疑>
〇箕輪委員
賛否態度に関する情報を確定させるためには、会議規則の改定が必要か。また、その場合は、議員発議のみとなり、市長発議という方法はあるのか。

→(※執行部のどなたが答弁されたかはメモできませんでした。)
会議規則の改定は必要。また、その際は議員発議のみで、市長発議はない。

〇宇津野委員
会議規則の変更は、議員提出議案ではなくても良いのでは。

(※この後の宇津野委員と執行部とのやり取りの意味が今一理解できませんでした。)

〇原委員
採決の確認の問題点については、公開を行っている他の自治体では克服しているのでは。

→議会事務局長
議会事務局としては、そのような答弁をする立場にはない。

〇宇津野委員
会議規則の変更さえすれば、賛否公開は技術的に可能なのか。

→(※これ以降の執行部側の答弁者が誰だったか、メモし忘れました)
2点必要だと考える。ひとつは会議規則の変更、もう一つは議員の賛否を傍聴している人に分かる仕組み。

〇二階堂委員
目視で確認できるだけではだめなのか。


以前に目視での確認を行って、失敗した経緯がある。

〇木村みね子委員(まつど自民)
賛否を集計するボタン等の整備費用は。


柏が約5000万円、流山で数百万円と聞いている。

<フリートーキングによる意見交換>
〇二階堂委員
1年間同内容の請願・陳情は受け付けないという慣習になっているが、今回の請願が否決されたら、議会内でも一年間は賛否公開について議論できないと考えるのか。

〇箕輪委員
私は、今回の否決と議会でのこれからの議論は両立すると考える。
今回の請願に違和感を感じるのは、4年前に出された陳情とほぼ同じであること。必要なのは会議規則変更。まずは、議員提出議案から行うべきだと考える。

〇宇津野委員
二階堂委員の危惧に同感。4年前の陳情否決のあと、しばらくこの件について触れられない雰囲気があった。

〇箕輪委員
我々の仕事は「空気が読めないか」どうかで判断されるものではない。

(※この後、二階堂委員、箕輪委員、宇津野委員、と意見が出されましたが、メモ内容が不明です。申し訳ありません。この後もうまくメモできませんでしたので、かなりざっくりとした書き方になってしまいます。)

〇織原委員
例えば今回出された陳情2件、「指定難病以外の難病・疾病対策の充実に関して国等への意見書の提出を求める陳情」「学校給食の残渣の資源化を全校に拡大することを求める陳情」はタイトルだけ見ると良いことのように見える。ただ、この件名だけでは、実際の内容がはっきりとは分からない。

〇石井委員
実際に議会報で賛否公開を行っている他自治体の担当者に聞くと、「これ頭痛いんですよ。」と言われる。これだけでは意味が分からないと問い合わせがあると聞いた。

〇木村委員
マルバツだけでは誤解を招くことはある。誤解を招かないようにする必要がある。

〇二階堂委員
「いろいろな方法を考えましょう」というのが、今回の請願の意義だと考える。

〇織原委員
議会だよりはあくまでも、議会の活動報告の場である。

〇原委員
(※議会には説明責任があるという趣旨だったと思いますが、かなり自信がありません。)

<継続審査の意向の確認→動議>
箕輪委員より継続審査の動議あり。
〇箕輪委員
4年前の議論から前に進めるためには、まずは環境整備が必要と考える

<継続審査の採決>
箕輪委員のみ賛成で、否決。

<討論>
〇宇津野委員-採択
賛否公開は市民が求めているものである。時代の変化を受け止めるべきだ。市内12万世帯に3年前と今年4月にアンケートを取っている。3年前は1200通の回答が来て、掲載すべきが81%、すべきが3.4%、今年4月は2500通の回答が来て、掲載すべき76.5%、すべきでない2.3% となった。掲載すべきが高い水準で、掲載すべきでないは割合が減ってきている。

〇織原委員-不採択
賛否を公開してほしいという市民のニーズは理解できる。但し、ニーズを満たすことによって誤解を与える可能性ある。一人でも誤解を与えるのは良くない。松戸市議会議員の中には、賛否を悪い方向で利用している人間がいる。

〇岩堀委員-不採択
会派の中で賛否を公開したくない議員はいない。議員個々の賛否を確認する具体的なシステムはお答えいただけなかった。今の採決方法では、カメラで確認することはできない。

〇二階堂委員-採択
誤解を与える、確認ができないといったことは、反対の為の理由付けにしかなっていないと考える。

〇原委員-採択
7点理由がある。「賛否公開は世の中の流れであるから」「議会改革の一つであり、議会改革度の一つの指標であるから」「今回挙げられた課題は克服可能だから」「市民から求められているから」「他の市でも必要があって公開に踏み切っているから」「議員として普段の行動を記録する必要があるから」「雇い主である市民に仕事の成果を報告する必要があるから。」

<採決>
採択とすべき-宇津野、二階堂、原
不採択とすべき-伊東、石井、箕輪、木村、織原、諸角、岩堀、田居
⇒「不採択とすべき」

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